BeagleBone Black + B3D-A4495S + Arch-Botic の環境構築

 RasPiに続いてBeagleBone Black(B3)を使ってラインアウト専用機のネットワークプレイヤーを作りました。前回エントリーに続いてまたバッテリー運用になります。

BeagleBone Blackを買い足した理由

 RasPiとTerra-berry DAC2+を使ってポータブル可能なネットワークプレイヤーを作りました。HibyのR6のラインアウトよりも良い音が出ましたがバッテリー2つでないと充分な音がでません。そうすると重量面で外に持ち出すのが億劫となることが想定されます。

 スマートフォンを使っていないので、このネットワークプレイヤーを外で動かすためにChromebookで0.9kg、バッテリー2つ運用のネットワークプレイヤーで1.3kgと合計で2kgを超えてしまいます。できることならバッテリ−1つで1kgぐらいまでに抑えたいところです。もう少し軽くかつ音質も良くないと図体ばかり大きく美しくないように感じていました。

 rasPi用のDACで他に良さそうな選択肢がない中で、不意にTwitterのフォロワーさんからB3をご紹介いただきました。RasPi以外にもいろいろボードがあり、加えて専用のDACを作っている方がいることも初めてしりました。比較検討をした結果、ディストリビューションが充実していてDACの選択肢もあり、RasPiよりもデジタルの扱いに優れていそうなB3を選びました。

必要なもの

Arch-boticの設定

 必要なもののURLからarch-boticを入手してSDカードにarch-boticを焼き込んでください。WindowsPCの場合にはSDカードフォーマッタでMicroSDをフォーマットして、Win32 Disk Imagerで入手した.imgファイルをフォーマットしたMicroSDに焼きこむと完了です。SDカードの処理が終わったら、B3にSDを挿入して、親機と接続したWRH-300CRをLANケーブルでB3とつなぎます。B3のS2ボタンを押しながらDCプラグかUSBをさして電源を入れます。電源を入れて、USBの上にあるUSBが4つ点灯して完全に消灯したらS2ボタンを押すのを止めます。

 電源を入れたあとNetEnumでB3を探します。WRH-300CRと同じネットワークにつながっていることを確認して、メニュー>検索設定をクリックして、つぎの3つにチェックを入れて検索してください。B3のIPアドレスを確認できたら、ブラウザからそのIPアドレスにアクセスしてください。例:(//192.168.8.130/)

  • 名前解決を行う
  • PINGが通ったホストのみ表示
  • APPテーブルのエントリを含める

 アクセスすると上のようなympdと記載された画面が表示されます。表示されたらSSHで固定IPとNASの設定をします。大まかな設定は下の通りですが、WRH-300CRを使用した設定も記載します。

固定IPアドレス /etc/systemd/network/eth0.network  を書き換えてreboot
[Match]
Name=eth0
[Network]
#DHCP=yes
Address=192.168.x.xx
Gateway=192.168.x.xx
nasのマウント
/musicにマウントしてください。(他のディレクトリにマウントしシンボリックリンクを張っても構いません。)
cifs(samba)  nfs (nfs4をお使いください)で直ぐマウント出来ます。
nfsの場合下記のような感じで良いようです。
/etc/fstab
192.168.1.xx:/nanda/kanda /music nfs4 rsize=65536,wsize=65536,timeo
=14,_netdev 0 0

//kickcoffee.org/kicktick/arch%E3%81%AAbotic/

 SSHはChromeが入っているPCであればOSを問わずSecure Shell Appで操作できます。ユーザ名にroot、ホスト名にB3のIPアドレスを入力して接続をクリックします。クリックしたあとyesを入力してEnter、続いてパスワードrootを入力するとSSHで操作可能な状態になります。

 固定IPの入力は、「nano /etc/systemd/network/eth0.network 」と入力してエンターキーを押下。上の引用に従い都合の良い数値を入力します。ctrl + oを押下してEnterを押すと保存でき、ctrl + xで編集を終了できます。

 続いてNASの設定は、「nano /etc/fstab」と入力してEnterを押下。改行をせずに、「//wrh-300crx.setup/microSD_Card /music/remote cifs username=admin,password=admin,sec=ntlm,uid=mpd,file_mode=0666,dir_mode=0766,iocharse$」と入力すると、//music/remoteにWRH-300CR内のSDカードのファイルが展開されます。私はSDカードにMusicというファイルを入れているので下の画像のように入力しています。上の操作と同じように、保存して編集を終了します。

 編集が完了したらrebootと入力して再起動。SSHを閉じて、ブラウザから「//192.168.xxx.xxx」を開いてSettingsのUpdate DBをクリック。Browse databaseのroot/music/remoteにNASのファイルが表示されます。ファイル量が多い場合は読み込みに時間がかかりますが、時間をおいて確認するとすべてのファイルにアクセスできるようになります。

簡易的な音の印象と今後の課題

 RasPi+Terra-berryのセパレート電源構成のシングルエンドと比較して、バッテリー単体のB3セットのほうが断然解像度が高く、音楽を聞く楽しさがあります。血の気の通った中音域が好印象で素っ気なさがありません。ヘッドホンで聞いても曇りがなく、焼き込みを進めるに連れて中音域がすーっと伸びていくような聞こえ方をして嫌味もありません。B3D-A4495SにはAK4495SEQが使われていますがDACチップや周辺回路により良い音が出ているのか、B3によるものなのか、上手くなっている要因はつかめていないですがRasPiDACのセットよりは断然良いです。もちろん、単純に比較することは難しいですが…

 サイズはバッテリーを除けばmojoサイズですが、B3とB3D-A4495Sだけであれば2万円ちょっとで調達可能で、ポータブル用途としては価格も音質も異質だと思います。ただし、上の通りにSSHの設定が必要だったり、RasPiのように筐体が豊富あったりもしないので、自身でケースの加工をする必要があります。手間をかけることを惜しまなければ金銭的なコストを抑えつつも、ラインアウト再生に特化したプレイヤー+DACを入手することができます。

 また抵抗もチップ抵抗ですがMELF型抵抗への置き換えも可能なサイズでかなりの音質の改善が見込まれます。置換なしでもとても良い状態なので、置換をすることで外でも久々に満足に音楽を聞けそうでとても楽しみです。MELF抵抗の輸入も時間がとても掛かりそうなのでKOAの小型金皮抵抗で処理をすると思います。

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