![]() | PMAや3A、iQubev3などで使える RCA to Stereo MiniタイプのS/PDIF 同軸ケーブルを作成しました。 今回、ステレオミニケーブルと同様に簡単な作業でしたが 改めて製作上のポイントを交えながらまとめます。 |
今回、PMAのS/PDIFケーブルを作成する際、マニュアルが手元になく
使用がわからないままでの製作となりました。
Twitterでアナログとデジタルで使用は同じでは無いかという一つの仮説を基に
ひとまずダイソーで売られているRCA to ステレオミニ(アナログ)で試しに動くかを試みました。
偶然にもデジタルケーブルとしても動作が確認できそれを基に制作した次第です。
上の画像は奥まで挿さずにわざと接触不良の状態を演出して使用しておりますが
この状態でも動作は確認できております。もしかしたら今回の記事において
ムダとなる部分もあるかもしれませんが一つの成功例として
参考にしていただきましたらと思います。
まずは材料の確認です。
・RCAプラグ
・線材(75Ωの物が好ましい)
材料はこの3つです。記事の始めの部分で完成品のイメージを載せましたが
ストレートタイプのプラグではなくL字のプラグもあるためコンパクトに作ることも可能です。
RCAのL型をかなり安上がりに済ませたい場合にはL型変換もありでしょう。
同軸ケーブルは75Ωが好ましいとされているようです(今回、線材の調達が面倒でmogamiを使っておりますw)
参考になりそうなものを掲載しておきます。
では、製作へ移ります。まずハンダ付けをどうすべきか、ですが先ほどの100均一のものを基に言えば下の画像のようになります。
これは一例でありますが、線を引いてある所を参考にハンダ付けしてください。
青の部分はどのプラグも共通で似たような作りに成っていると思います。
青は青同士、赤は赤同士で繋がっております。点打ってある部分の作りは共通でありますので
わからない場合は点を打った部分とプラグ内部の接点をテスターで当てて調べてみてください。
なお、今回は緑の部分は使いません。
JH-3AはPMAと仕様が違うようなので取扱説明書などを参照してください。
・蛇足
今回ステレオプラグを選んだ理由としては緑・RCAの赤、青-青とつないだ時に
動作が確認できたからです。上の画像で言う緑色の部分がモノラルプラグだと青色が
割り当てられるようになってしまうので一応ステレオプラグにしました。
あと推測でありますがもしかしたら青の部分の配線は「製作にあたって」の画像での出来事から
もしかしたら必要がないかもしれません。試していないので謎ですが試された方が
いらっしゃいましたらぜひぜひご報告をお願いいたします。
ハンダ付けの際、プラグを固定する器具と予備ハンダというちょっとした一手間で
楽に作業ができるかと思います。
道具については万力や放熱クリップなどが便利かと思います。
私の場合はステレオミニジャックをプラスチックの箱に取り付けたものを利用しています。
このようにしっかりと固定することで簡単に且つ安全にはんだ付け作業ができます。
次に予備半田。事前にはんだ付けする箇所にはんだを乗せることを指します。
プラグとケーブルに事前にはんだを乗せることでケーブルとプラグのはんだが
きれいに混ざり合い簡単にはんだ付けが終わります。
とかいう私のはあまりきれいではありませんw…後から気づいて撮影しました^^;
ひとまずはんだの色は濁らず輝いている状態が好ましいです。
後から継ぎ足ししたとしても音質的には影響は出るでしょうからなれたら
手早い作業をするとよいと思います。
はんだ付けが終わったらペンチでまるで囲った部分(かしめ)をしっかりと閉じ、
ケーブルをガッツリと固定します。
ガッツリ固定したらプラグのカバーをはめて編みこみをしていきます。
カバーをはめておかないとはんだ付けした後からではカバーをはめられなくなるので
その点には注意が必要です。
以上の点を踏まえたうえで編みこみ・はんだ付け・かしめつぶしをして
カバーをはめ込みをしましたらケーブルの完成です。
ちなみに音質について75Ωが好ましいとのことでありましたが
ノイズが入って劣化している感じはなくmogamiらしい感じは出ております。
とりあえず聞ければいいやという風で作っただけなので、
次にL型のを作るときは5N銀かMIL規格のケーブルでも使用して試してみたいところです。