公人の発言力と影響力を再考する

夏休み4日目を過ごしている。昨日は作業を長くしており寝る時間が遅くなったため十分な睡眠をとり英語の技術記事を読み過ごしていた。Xでニュースなどを眺めている中でとあるフリーの女子アナウンサーが契約解除をされたことを知った。その理由としては以下のような発言をしたことにある。

事情にある方への前置きをしつつも夏場の男性の不摂生な方にある特有の体臭が苦手すぎるとコメントした。同時に清潔な状態でいられるように1日に数回のシャワーや制汗剤を多くの男性に使うように言及をした。このような発言にXのユーザーが反応し発言の2日後には契約解除に至ったようである。

苦手すぎるという表現に少し感情の強さを感じたり、男性に対する言及については押しの強さやなぜ男性にだけだろうとは感じた。一方で、契約解除の結果には発言内容に対してとても重い処分であるとも感じている。

2024年の春に入ってからネットの用語として「風呂キャンセル界隈」が良くも悪くも取り上げられている。元はお仕事で疲れてお風呂に入れないなど何かの事情がありやむをえずお風呂にはいらないことを意味していた。一方で、それが1週間以上と長期にわたると体臭も強くなってくるのでマナーとしてはある程度の清潔を保つことも望ましいと思われる。

そうしたことも考えてもやはり重い処分であると感じる立場であるが、事務所側は「言葉を傷をつけるためでなく愛を伝えるべきである」と言葉を伝える仕事の重みについての言及をしている。事実としては男性の身に匂いの言及をしたことや苦手すぎると強いコメントをしたことが影響していそうである。言葉を扱うアナウンサーの立場や公人的な面も重い処分に影響をしていると考えられる。

処分の重さに驚きがありつつもアナウンサーとしては偏見や差別などなく中立的な立場で言葉を紡ぐことも大事であり、事務所の言う通り愛を伝えられると素晴らしいと感じる。不適切な投稿や発言による失職や失脚もしばしばニュースで見かけるがこうした事態にならないためには多様性を受け入れることや柔軟性を持つこと、相手の立場を想像することが欠かせないだろう。感じ方や日頃の思考が発言内容への影響が大きいであろうと思うので、疑問をきちんと持ち色々な立場で物事をみられるように心がけたい。

ここまで書いてもやはり重い処分であると感じている。本人も謝っておりこのことを本当に反省しているのであれば何らかの形でまた活躍する機会もあるべきだと思う。私自身もそうであるが、日々の生活やお仕事、言葉などで愛を伝え、よりよい世界で最高の人生を過ごせるようにありたい。