ぬか床に産膜酵母ができました
夏休み11日目。いよいよ最終日です!また明日からお仕事ですがタイトルの通りに変わらぬ日常を過ごしています。またぬか漬けのお話すです。
ぬか漬けを自宅で作り始めて3ヶ月になりますが、昨日我が家のぬか床に産膜酵母と呼ばれるものができました。これができるとぬか床の表面がうっすらと白くなります。ぬか漬けは野菜そのもののうまみ、昆布などの旨味、発酵の旨みが合わさって美味しくできる手軽な発酵食品ですが、酵母菌が順調に増えると産膜酵母と呼ばれるものができます。
この産膜酵母はぬか漬けを美味しくつけるための1つの分岐点となるようです。酵母が増えることにより美味しく発酵する一方で、セメダイン臭やアルコール臭の原因にもなるために増やしすぎたり放ったらかしにしてもいけないものです。旨みだけでなくニオイまで増えてしまうために程よく調整する必要があるようです。
人やぬか床の状態によっては産膜酵母を取り除くこともあれば、少量であればそのまま混ぜ込んでしまうこともあるようです。私はまだ産膜酵母ができたばかりで匂いも問題ないと判断してそのまま混ぜ込んでいます。混ぜ込むときの匂いがとても香ばしく美味しそうな香りでした。
3ヶ月間ずっと冷蔵庫で管理していたのですが、酵母の働きが良くなさそうな感じがしたので冷房の効いた部屋で混ぜ込むこともせず2日間放置していました。そうすることで産膜酵母ができたのですが、冷蔵庫から出した途端に白い膜ができたのでぬか床で菌が生きていることを体感する出来事でした。生きていると体感すると植物を育てるような可愛らしさと似たものを感じます。
とはいえ、前にも書いた通りに美味しいぬか漬けを作るための分岐点であり、産膜酵母を増やしすぎてセメダイン臭が出ても本末転倒です。ぬか床を寝かせたり、天地を返すように混ぜたり、冷蔵庫にまた入れたり細かい調整が続きそうです。手間はかかるのですが野菜を漬ける楽しみが増えて、休みが終わってからも元気に過ごせそうな予感がしました。最終日なのでささっと8分で書いてしまいましたが残りの休みを楽しみたいと思います。