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アドラー心理学の三角柱が腑に落ちた

「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」「幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII」を2日間で読み進めました。難病をきっかけに困難は抱えていて自立や生涯における生活に維持において課題はありますが、病気を抱えてしまった人生や仕事が嫌いかというとそういうわけでもなく不思議と前向きな気持ちで過ごしています。自立をした上でどう過ごしていくのかを考えた時に、自身の幸せをどうやって決めていくかやそもそも幸せとは何かということを考えてみるとまだ未開拓であるように感じました。自分が幸せを感じることをわかっていてもより一般的な幸せや自分の知らない幸せなどわからないことがあり、ユダヤ人のお金や幸せに関する思想や資産形成と幸せの関係を簡単に触れてはいましたが、幸せについてさらに知りたいと思ったのです。そうした本質を解釈するのには幸せについて直接取り扱っている本や哲学などが楽しそうだったので読みました。

一般論として幸せについては書籍にまとまっているので再読する方が早そうですが、自身が困難な状況である中でも幸せを感じてうまく生活を維持できているのはアドラー心理学的な考え方を無意識に取り込めていた面がありアドラー心理学の三角柱が読むと同時に急に腑に落ちたのです。アドラー心理学の考え方の一つとして、自身でコントロールできることとそうでないものを切り分けて、自身でコントロールできるものを課題として設定し今に集中するといった根の考え方が1つにあります。アドラー心理学の三角柱はそれを発展させた物事の考え方です。

三角柱には底面を除くと3つの面があり面の1つに「悪いあの人」、そしてもう1面に「かわいそうな私」と書かれておりカウンセリングの時に自己分析の時に使うようです。私もナルコレプシーで不可抗力的に強い眠気に襲われており、仕事をきちんとしても強い眠気で台無しになる状態でありました。この台無しというのはきちんと成果をあげても居眠りの部分が切り取られて人間関係や仕事の評価に悪影響を及ぼしたり、しまいには退職勧奨に至って仕事を辞めざるを得ない状況になることなども挙げられそうです。

この状況を分析した時に、ナルコレプシーは治らない病気で薬を飲んで対応するしかないですし、病気がきっかけで生まれた仕事への不信感や退職した事実も買えることができません。なので、ここで感情的になって「悪いあの人」や「かわいそうな私」にとらわれても状況が変わりません。そこで三角柱の裏側の面の出番です。

最後の一面には「これからどうするか」が書かれています。これは自身ができることを考えさせられるもので、自分自身で状況を変えるように思考を広める効果があります。当時の私は退職自体には不満はあったのですが状況を変えられないことを理解していたので、フレームワークは知らない中でこれからどうするかを退職して1ヶ月もたたない間に実行できていました。具体的には休養および体調不良を抱える方の就労状況・再就職方法の調査、NPOでの理事の活動、病気療養者向けの就職支援の活用、プログラミングスキルの習得(Python)など回復と回復後に向けた種まきをしました。

ナルコレプシーを罹患している状態や会社を去らなければならなくなった事実は変えられませんしナルコレプシーからの脱却もできませんが、生活習慣や服薬で眠気を抑えたりサポートを受けながら仕事をしたりなどできることもあります。自身の状況や支援による自身の能力の発揮の可能性などこれからどうするかに注力をしました。再就職をしたあとも職位が低く雇用の継続の保証もなかったのですが、どのように自身の能力を発揮し、職場での信頼を勝ち取り、仕事を続けていくかの3点でこれからどうするかを継続して実践していたと思います。

これからどうするかを続けた結果としてナルコレプシーや脱髄疾患を抱える自分自身も自然と受け入れられ、大変ではあるものの幸せに暮らせていると振り返ったのでした。他人と比べると死ぬような病気ではないので良いかもしれないですし、世間一般の健康な若者と比べると不便かもしれないですが、絶対評価としては良い人生だと自信を持っていえます。

すでに難病が2つもあり困難な状況ではあるのですが、この先も困ったことが何か起こるかもしれません。事前に予防や対策ができるものがあればもちろん率先して行いたいですが、これからどうするかの視点を明確に大事にしたいと思いました。


余談であるのですが「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」では2022年に世界経済が崩壊するといった暗い予想もありました。その原因が自身の欲に走った結果として経済が回らなくなるといったものでした。2026年1月時点ではそのようなことは起きていないのでありがたいことハズレてはいますが、世界中の国々で国の都合によってお金が刷られて、信用の確保のために一部の国の中央銀行が純金をかき集め、AIブームでは一握りの国が膨大な量の電気と水を消費するなどの持続可能性が低いことに傾いていると思います。2014年7月の時点での予想ではあったのですが方向性としては著者の師匠である竹田和平(日本のウォーレンバフェット)氏の考える道筋をたどっているようには思えます。そういった意味ではSDGs投資やESG投資などブームには流されないような着実に世界をよくしていく方向での投資に将来性や安定性があり世界がより良くなると思うので、持続可能性のある取り組みや関連する銘柄についての知識を吸収したいと感じました。これもマクロ視点でのこれからどうするかといったことかもしれません。

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