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フェイススチーマーの化粧水ミスト機能について検討する

概要

SALONIAのピュアブライトスチーマーを2024-10-18に注文して到着してからほぼ毎日使用しています。保湿の観点だけでみると、高級な化粧水を使うよりも安価に効率的に目的を達成でき私個人としては非常にコスパが良い機能だと思っています。なので、スキンケアセットはデパコスからプチプラに移行させてしまいました。セール時であれば2万円未満でピュアブライトスチーマーが購入でき、2万円未満の価格帯でありながら化粧水を噴霧する機能が付いていることも売りのポイントであるのですが、化粧水ミストはまったく使わなくなりました。今日はそのことについて触れていきたいと思います。

化粧水ミストの機能について

化粧水ミストは高級なフェイススチーマーにおいて目玉機能として付けられていることが多いかと思います。フェイススチーマーにもともと化粧水ミストは備わっていなかったのですが、2020年11月1日に発売されたパナソニック社のEH-SA0Bに搭載されました。スチーマーで肌を温め精製水などを浸透させたあとで、微細化して噴霧する化粧水ミストで保湿することにより手で塗るよりも15%も多く保湿成分を角質層へ浸透させることができることが売りです(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003933.000003442.html)。

サロニアのピュアブライトスチーマーにおいても毛穴の直径約400µmより小さい約90µmの化粧水ミストを吹きかけることにより手で化粧水を塗るよりも効率的に化粧水を浸透させられることがスチーマーとしての一押しのポイントです。スチーマーは安いものであれば数百円から購入できますが、化粧水ミストが付いているものを求めると2万円からがスタートラインになるかと思います(出典:https://salonia.jp/special/steamer/?srsltid=AfmBOoqiTlR8_TLwAd0d11oiPpwun2sz42Pg3jv9nGQB7o9FfaaRmd6a@)。

機種名価格
パナソニック EH-SA0B¥43,300
ヤーマン YJSB0N¥42,500
サロニア ピュアブライト¥19,800

化粧水ミストを使わなくなった理由

ここまで読むと化粧水ミストは優れた機能でありそうには見えます。実際に化粧水を早く吸うようになり、吸った化粧水で肌がひんやりする感覚もあり体感としてもメリットがあることがわかりますが、以下の理由から化粧水ミストを使わなくなりました。

  1. 化粧水の消費量が非常に多い
  2. 化粧水は1回分しか入れられず化粧水ボトルを毎回洗う必要がある
  3. 安価な代替品が多くある

化粧水の消費量が非常に多い

サロニアピュアブライトスチーマーにおいては一度に7mLの化粧水を消費します。手で塗る場合によくある指示として500円玉ぐらいの量をとって使用するような指示が多く見受けられますがその場合の量が1~2mLです。なので、2mLを一度に消費すると仮定すると、スチーマーの化粧水ミスト機能は3.5倍もの量を消費することになります。量を調整すれば良いとは思いますが、サロニアのピュアブライトスチーマーには化粧水ボトルや吸水タンクにメモリがついているわけではないので、高価な割に使い勝手が良いかと言われると疑問が残ります。

化粧水は1回分しか入れられず化粧水ボトルを毎回洗う必要がある

私個人として決定的に受けいられなかったのが毎回ボトルを洗う必要がある点です。ただでさえ消費量の多さや量の調整の手間でも利便性を打ち消すような体験の悪さを感じていますが、そこに加えてボトルが汚れず清潔でありつづけるように、使用後ボトルを水洗いして乾燥させなければならないことに非常に手間を感じます。精製水による保湿は安価でかつ保湿の効果が非常に高いのでボトルを洗い乾燥させる手間を受容できるのですが、化粧水ミストも同様に洗浄と乾燥をさせるのはさすがに手間に感じます。私は化粧水の消費量そのものや消費量の調整・洗浄の手間に耐えられず、化粧水ミストを使うことを断念しました。これはサロニアのピュアブライトスチーマーの問題というよりは現在流通している化粧水ミスト機能付きのフェイススチーマー全体に対して言える問題だと考えています。

安価な代替品が多くある

フェイススチーマーで化粧水ミスト機能を持つ機種は高価でありその上で手間がかかることは確認しました。そして安価なフェイススチーマーでは同等の機能を持つ機種はありませんが、フェイススチーマーの枠組みから外れるとさまざまな代替品が存在します。化粧水をミストかして吹きかけることに特化した単体機能のスチーマーであれば千円程度から、トリガー付きの霧吹きタイプなら千円以下、エアスプレーでより微細(20μm)に化粧水を吹きかけるタイプであれば7千円程度で存在します。化粧水ミスト機能にこだわらなければスチーマーに力が入っている商品があったり、より安価なスチーマもあったりします。一方で化粧水を吹き書けるだけの代替品も安価に多様な選択肢がありわざわざフェイススチーマー+化粧水ミストを選ぶべき理由が正直あまりないと思えてしまう状況です。

現在使用している代替品について

サロニアのピュアブライトスチーマーの化粧水ミストを使わなくなりましたが、代わりに霧吹きを使っています。具体的にはニトリのマイクロミストスプレー(250mL ホワイト)を使っています。ニトリのこの商品のミストの粒度は公式に書かれていないので不明ですが、同様の製品の多くは200μm程度となります。傾向として毛穴の400μmよりも小さく200μm前後としても毛穴のサイズに対して余裕がある程度あります。また、実際の使用感としても肌が化粧水を吸って冷える感覚もあるのでフェイススチーマーの化粧水ミストと似たような働きをしていると考えています。

また、マイクロミストスプレーはトリガータイプなのでトリガーを引く力加減で繊細に量の調整ができます。全力で引いても3秒程度噴霧されて止まるので少なくとも7mLも全放射する心配もありません。一方でボトルには250mLの化粧水を入れることができ使い終わったあとの洗浄も不要です。化粧水を手につけることもなく顔に直接噴射して終了となるので非常に楽です。値段も699円で非常に安価なので化粧水ミストよりもマイクロミストスプレーの手軽さと体験の良さに対してコスパが非常に良いと感じており、ピュアブライトスチーマーの化粧水ミストを使えなくなってしまいました。

こだわり派であればLINKAがあり、より手軽な携帯型ミストもあります。もしくは化粧水ボトルそのものがスプレータイプになっているものもあり化粧水を買うだけで効果的に化粧水を噴霧できる製品もあります。そう考えると化粧水ミストのためだけに高価なフェイススチーマーを買うのは動機としては弱く感じてしまい、スチーム機能が強力な機種や安価な機種などを検討したい気持ちになります(精製水などによる多量の水分補給についてはとても満足はしています)。

まとめ

フェイススチーマーは高級な化粧水よりも安価に肌に潤いをもたらすことができます。一方で化粧水を効率的に浸透させることについてはフェイススチーマーの化粧水ミスト以外にも多くの選択肢があり、化粧水ミスト付きのフェイススチーマーが便利そうに見えて意外と不便なことを述べました。当分は化粧水ミストが付いているフェイススチーマーは購入することはないですし、霧吹きやエアスプレーなどの選択肢で必要な量だけを少ないてまで効率的に吹きかけることができると良いと思います。フェイススチーマーの化粧水ミストも改善できる点が多くあり、フェイススチーマーが1つで代替品と同様の体験が得られるようになると手間が減りつつよりわかりやすくフェイススチーマーの効果を実感できるのではないかと期待感もあります。化粧水ミスト付きのフェイススチーマー自体もそこまで種類があるわけではありませんが、フェイススチーマーによる潤いの付加の強力さを実感しているのでよりパワーアップし優れた体験が得られる機会が訪れることを楽しみにしたいと思います。

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