Scriptone Scriptone

四季報2025年秋号のふせんを振り返る

2025年9月18日に会社四季報の秋号を購入して、当日のうちに1周回して読み、1週間以内に3周読みました。そして以下の条件で付箋をしました。

  • PERが7~15倍の範囲にあること
  • 自己資本比率が40%以上のこと
  • 純利益を3年連続で高めていること
  • 営業CFがプラスで本業で稼いでること
  • 投資CFが適度にマイナスで成長のための投資をしていること
  • 配当利回りが高すぎないこと(一旦5%を上限にしました)
  • 不動産は一旦除外すること

このような条件で付箋をした結果、最終的に126社に付箋がつきました。この126社はおおまかに(1)実益重視の割安株、(2)株主還元を行っている株、(3)地銀などへの比重が高い状態となりました。利益を出すよりも大損を避けることを重視した形になるかと思います。

四季報の発売日である2025年9月18日を基準に2025年12月1日までに市場平均のTOPIXは5.6%ほどの株価が上昇しました。126社の株はこの市場平均を超えた銘柄は4割、利益を出した株は8割弱、ただし市場平均の成績には届かないという結果でした。バフェット氏も市場平均とほぼ同じで通常は市場平均になかなか敵わないようなのである意味で妥当な結果だと思います。ただし、日本では投資で損をする方が7割と言われる中で、きちんとプラスを出せている点は及第点だと思います。配当利回りの利用や負けないことを重視した構成である点を考慮すると狙い通りに低リスク抑えられたとも言えますが、その過程をより噛み砕いて理解できるようになりたいです。

資金やリスクの管理の都合でふせんした株のほぼ全て購入していないのですが、山陰合同銀行だけは購入しており付箋を貼っただけでなく継続的に関心を持てている点は非常にありがたく、また楽しさも感じています。今後はPythonを利用したバックテストや一目均衡表による現在性の検証など、結果と過程の関係を確認していきます。確認を通じて市場への理解を深めて市場平均に近づいた安定した投資ができるようになること、予想ではなくより高精度な予測による投資を身につけていきたいです。少なくとも理解が深まるまでの間はオルカンなどの投資信託で市場平均を拾っていき、負けずに居座るような手法で良いのかと思っています。

< Diary一覧に戻る