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ホームラボはじめました

今年は病気による休職で時間に恵まれた1年だったと思います。休職の間に収入は基本的になくキャッシュフローが悪化したので現金を確保しながら少しずつ積立投資もしています。投資信託でほぼ自動のお手軽運用が主体で、個別株も長期投資で配当もらってうれしい地味な運用なので価格やニュースをちょっとみたらこちらもやはり放置で時間も手間もかかりません。プログラミングもClaude Codeの躍進で手を動かすこともあまりなくできるようになってしまって、オーディオも香水もコーヒーも時間を溶かすような趣味でもありません。そんな経緯で時間のゆとりができましたのでホームラボをはじめました。

ホームラボというのも実は先週まで単語を知らなかったのですが、以前から興味を持っていました。自宅にサーバーやネットワーク機器を所有して自宅で開発や検証を行うための環境づくりや実験を行うことがホームラボのようです。自宅のことですから機械やシステムを壊しても他の誰かに迷惑がかかるようなことはあまりないでしょうし、自身の生活や趣味の範囲で実践練習ができる点で楽しい趣味だと思います。

その中でも私はIoTやWebに興味があるので、自宅のLAN内にWebサーバーを立てて生活に使うものをWebに集約することをはじめています。具体的には天気予報や地域のごみ収集の情報、よく見る・興味のあるWebサイトのFeedの集約、家の中の家電の操作や温度・湿度の表示や自動化、株価や市場の情報の表示などです。加えて以前から47都道府県のグルメのお問い合わせをTauri製のアプリで行っていましたがWeb版にも同じアプリを移植して、LAN内で利用できるようにしています。

このWebサーバーはSvelte, Docker, Caddyなど使っており自前でサーバー内へのWebページの表示などを行っています。加えて、Tailscaleを使ったVPNに接続すれば外からでも利用でき、SSLやドメインを使ったアクセスにも対応しています。その他、家庭内でSwitchBotとTuya系統のスマート家電でシステムが分散していたのですが、Home Assistantを使って1つのシステムに統合することができ、統合したシステムに対してAPIを叩くことでWebからの操作ができるようになった点で効率化がされました。ごみ収集情報や家電操作系のアプリをWeb上に集約して削除できるようになったわけです。

ここまでは必要な情報を集約したものが中心で家庭内で使うアプリというよりも個人の関心ごとや趣味を集約したものに近いです。ただ、家庭内に公開してWebで使える土台はできたので、あとは効率化の必要に迫られたらつくるだけなので、その土台ができたと思うと良い取り組みだったと思います。ちなみに12月5日から2日間でさくっと仕上がりました。

今後は大きなアップデートすることもなくちょっとずつ継ぎ足しをしながら必要に迫られる時を待つだけだと思いますが、自動化の家電を買い足しながらほそぼそとホームラボを楽しめたら良いと思っています。

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