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宝くじのリターン

毎年、年末ごろに年末ジャンボがあり自分では購入しないものの家族からもらっていました。今年はきっぱりと断りました。私にとっては高い買い物であり、夢を買うということにも価値を見出せなかったためです。

宝くじの収益金の使い方が公開されていますが、収益のうち当選金に使われるのが50%未満で購入した時点で価値の半減が確定します。実際には当選金のウェイトを調整して1等に膨大な金額を設定しているので、基本的には3000円で10枚購入して300円が返ってくるというのが多くの場合に起こります。宝くじの収益金の当選金以外は、くじの印刷の経費と公共事業等への利用となるので、購入することについて社会的な意義はあると思います。ただ、寄付を目的にすればふるさと納税などもっと個人の利益に繋がりつつ税金の使い道を指定できるような制度もあるので、宝くじの構造や他の税の制度を知っていると夢を餌に宝くじを購入することはあまり得ではないと感じます。

家族からもらったとしても、当たらないだろうとか当選番号の確認や換金が面倒だとかでどうしても億劫な面があります。割に合わないことをするぐらいなら日頃のご飯を美味しくしたり、ふるさと納税へとお金を回したりの方がより確実に幸せを得られると思います。譲渡を通じたコミュニケーションもあると思いますが、他に優れた選択肢があることを考慮すると宝くじである必要性がありません。なので、今後も親族や親類からの宝くじの譲渡は経済的な合理性がないので断ることとなるでしょう。

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