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人生におけるROIと日本の機会

Kindle Unlimitedで一生自由に豊かに生きる! 100歳時代の勝間式人生戦略ハック100(勝間和代)億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド(田中渓)を読みました。著者の方々はマッキンゼーやゴールドマンサックスの出身だったり、会計士の資格を持っていたりで金融リテラシーが非常に高い方々です。勝間氏の書籍は人生を効率よく豊かに生きる方法、田中氏の本は億万長者の方々のメンタルモデルを語った書籍で別系統であるのにも関わらず共通項が多く、2冊を連続して読む効率は非常に高かったと思います。内容を最初から詳しく知っていたわけでもなくKindle Unlimitedでよめる面白そうな本だったので読んだだけで、決してシナジーを狙ったわけでもありません。

共通して挙げられているのは以下だと思います。

  • 長期投資をする
  • 人脈を築き信頼貯蓄を重ねる
  • 時間と費用を管理しROIで効率を計測する
  • 上手なマルチタスクで時間のやりくりをする
  • 人生を豊かにすることのために時間とお金を集中して投資する
  • FIREのうちEarly retireにはリスクがある
  • 忙しくても運動はするべき
  • 睡眠はきちんと取るべき
  • ストレスを溜め込まない
  • 自分にとっての豊かさを見つける

お金・時間・人脈と全てが資産でありそれらを上手に活用して主体的に生き、投資を行い資産を増やしていく(時間は有限で増やせはしません)考えがメインで、豊かさや幸せも他人の目線ではなく自身の気持ちで考えていくべきとしています。人間はマルチタスクにはあまり向きませんが、投資信託への積立投資なら自動ででき寝ている間ですらお金が働いてくれます。また、耳で読書しながら家事、音声でメールを打ちながら洗濯をたたむなど無理のないマルチタスクで時間のやりくりをして睡眠や運動の時間を確保しているようで、自身の生活を振り返るとまだまだ時間の圧縮ができると振り返りました。

私自身は健康面で爆弾を抱えていて時間がどれだけあるかがわからないので、健康のために身体も時間も大事にすることは欠かせません。なので自分のリズムや価値観は持てる環境の方が望ましく、著者の方々の生活の考え方を少しずつ取り入れていきたいです。改善にあたってはECRSが役立つと思うのですが、まずは自身の生活がどのように送られていて、そこにどのような損失が生じているかを探していくことになると思います。ただし、目的はムダを削ることではなく健康を大切に安心して楽しい人生を過ごすことだと思います。無理をせず少しずつ取り組んでいきます。


ところで、双方で投資の話題も出てきましたが田中氏の書籍では日本市場の魅力と日本語話者の優位性についての話題もありました。2024年の冬に出版された書籍であるのですが、2025年の冬になってアメリカで日本市場の話題が増えているようなのです。状況をまとめると以下の通りです。

  • 純金が高騰しドルや円の価値が低下
  • 一方でドルに対して円が安い水準にある
  • バフェット氏も資産を円に変えている
  • AIの進歩を通じてアメリカ株がどこも割高
  • 日本株は円安であるのにも関わらず株が割安

日本ではオルカンやS&P500へのインデックス投資が人気ですが一方でアメリカでは上記の状況から国外への投資に目が向いているようです。仮にこのトレンドが反映されると一時的には日本の市場が盛り上がり国内の投資家や高市政権にとっての追い風になるかもしれません。私も国内株については日経高配当50などの商品や高配当株、割安株など投資しておりどれも時価総額が大きく安定傾向にあるものです。割安株や高配当株はバブルが弾けてももともと安いので値下がりの影響を受けづらく、値下がりをしても配当利回りが上がるので下落の抵抗となります。なので企業が不祥事を起こしたりビジネスモデルが崩壊したりしなければ下落は一時的なものと捉えることができますし、反対に上がればラッキーです。割安株は低PERだったり、時価総額に対して資産額が大きいものだったりを基準にしているので追加で何かすることもなく大きな流れがくればそれに乗るだけだと思います。来なくても配当でほそぼそです。

RSUをどうするか問題も出てきて悩ましさがありますが、1年の成果と下落のリスクを考慮した時に大きなリターンが得られたとしても純金やオルカンの方がリターンや下落耐性に安定感があると考えているので、横ばいが続き価格が比較的高い間は一定量売り続けて他の商品や現金へのリバランスが中心となると思います。投資信託の利益もオルカンと純金を中心にさらに上昇しているのですが、国内割安だと大手リースや地銀など機会がありそうです。しばらくはオルカンへの定額の積立と定額の積立に対して一定比率での純金の積立がメインとなりますが、国内の候補を着実に増やしつつオルカンで攻めてあとは守りでゆっくり進めます。

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