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純金のリバランスを急がないことにした

新年です。年末に純金の価格が下がりましたが、私が所有しているサクっと純金(為替ヘッジなし)も-3.31%下落しました。ただ、他の純金商品よりも下げは小さかった上に純金の保有量も過多ではなかったため、結果的にあっけなくやり過ごせました。個別株の値動きからすると3%の下落で暴落というのは騒ぎすぎですが、「卵を1つのカゴに盛るな」の格言を守り複数のカゴに分けて分散投資をしたことが功を奏したようです。

今回の純金の下落をきっかけにさらなる下落の流れなども調べましたが、国際決済銀行の興味深いレポートを見つけてリバランスを急がないメリットが腑に落ちました。そのため、純金のリバランスを急がないこととしました。このレポートは、S&P500と純金が同時に歴史的な高騰を続け、揃ってバブル状態にあることを統計的に示しています。過去50年で前例がないことや、日本国内で米国株を古くから取引している人が限られることを考慮すると、ほとんどの日本人にとっては未経験の事態でしょう。

純金やS&P500の歴史的高騰は連日話題になっています。純金の高騰はテレビニュースでも取り上げられており、投資をしない母ですら知っていました。「靴磨きの少年の法則」に従えば、乱暴ながらバブルだといえます。オルカンもS&P500ほどではないにせよ、アメリカ株が6割も含まれています。そのため、下落する場面も織り込んでおくべきです。純金と株が揃ってバブルである問題は、どちらかの崩壊が思わぬ資金変動を招くことや、株の崩壊時に守りの金が機能しない可能性がある点にあります。

純金の投資理由はインフレ対策と株の暴落時の守りが主ですが、私は純金にNISAを割り当てず、オルカンに設定しています。純金は現物であり、バフェット氏の言葉を借りれば「汗をかかない資産」です。成長への投資ではないため、投資期間を長くしてリターンを回収するなら、純金よりもオルカンの方が期待値は高いでしょう。純金も長期的には着実に価値が上がっていますが、リターンを過度に期待して持つのは違和感があります。

また、株もバブルだという指摘があります。純金のリバランスを急いで比率を上げても、狙い通りに安定化機能が得られないかもしれません。インフレをある程度許容して現金を持ち、純金やオルカンにも適度に分散させるバランスが大事です。揃ってバブルで守りの純金が機能しない可能性がある以上、リバランスのメリットは薄く現状維持で良いでしょう。ただし、バブルが崩壊したり円高が急進して円建ての純金価格が下がれば、それは買いのチャンスです。

オルカンは下落してもつみたてNISA枠で長期保有するので気にしませんが、純金は大混乱の時期にこそ機能してほしいものです。そこが機能しないなら、日頃の安定化よりも、インフレを受け入れた上で現金の比率を十分に高める方が良いでしょう。オルカンは月10万円(年間120万円)の積立を続けて1800万円の枠を使い切るつもりですが、それに合わせた純金のリバランスは不要だと感じました。そのため、平日に1000円の積立を続ける設定は変えません。純金がどう転ぶかは不明ですが、現金が長期的に弱まっていることや、リスク分散の重要性を考えると、100%現金のカゴだけで運ぶよりはマシなはずです。

2026年は午年で、統計やジンクスの上では成績が良くない年とされています。バブル的な状況や政策の不一致など不安要素もあります。最低限の積立投資と優待・高配当株への分散をしつつ、今年も現金比率を増やします。

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