純金のリバランスを急がないことにした
2026年1月1日
新年です。年末に純金の価格が下がりましたが私が所有しているサクっと純金(為替ヘッジなし)も-3.31%下落しました。ただ、他の純金商品よりも下げは小さかった上に純金の保有量も過多ではなかったこともあり結果的にあっけなくやり過ごせました。個別株の値動きからすると3%の下落で暴落というのも騒ぎすぎだと思いますが、「卵を一つのカゴに盛るな」の格言を守って複数のカゴに分けて分散投資をしたことが功を奏したのだと思います。
今回の純金の下落をきっかけにさらなる下落の流れなども考え調べている中で、国際決済銀行から興味深いレポートが発行されているのを見つけてリバランスを急がないことのメリットが浮かび腑に落ちました。そのため、純金のリバランスを急がないこととしました。内容としては、S&P500と純金が同時に歴史的な高騰をしていて揃ってバブルの状態になっているということを統計的に示したものです。過去50年でこのようなことがなかったということと、日本国内でで米国株を古くから取引している人も限られることを考慮すると、ほぼすべての日本人にとっては未経験のことではないかと思います。
純金やS&P500の歴史的高騰は日々ニュースにもなっており投資以外のチャネルでも高騰が話題になっています。純金の高騰はテレビでもニュースになっているようで投資をしない母ですら知っていたので「靴磨きの少年の法則」に従うと乱暴ですがバブルだといえます。オルカンもS&P500ほど影響を受けないにしてもアメリカの株が6割も含まれていますからきちんと下落する場面揉み込むべきだと思います。そして純金と株が揃ってバブルだと何が問題かと考えると、どちらかのバブルが崩壊して大きな資金の流れで思わぬ変動に巻き込まれる可能性があることと株のバブルの崩壊時に守りの金が有効に機能しない可能性がある点です。
純金の投資理由はインフレ対策と株の暴落時の守りが主な理由ですが、私は純金にNISAは設定しておらずオルカンに対してNISAを割り当てています。純金は現物でありバフェット氏の言葉を借りると汗をかかない資産です。投資するにしても成長に対しての投資ではないので投資期間を極力長く伸ばしてリターンを回収することを考慮したときに純金よりもオルカンの方が価格の上昇の期待値が高いと思います。純金も長年で高騰を挟みながらも着実に価値が上がってきているので一定量を守りとして持つのはアリだと思いますが価格の上昇やリターンを期待して持つのには違和感があります。
また、株もバブルだと指摘がありますが純金のリバランスを急いで比率をあげた時に狙い通りに値動きを抑えて安定化させる機能が得られない可能性があるので、インフレもある程度許容して現金を持ち、純金やオルカンにもほどほどに分散させるバランスが大事だと思います。揃ってバブルで守りの純金が機能しない可能性があるとなるとリバランスのメリットが薄く現状維持で良いかと思います。ただし、バブルが崩壊したり円高が急激に進んで円建てでの純金の価格が下落すればそれは買いのチャンスでもあると思います。
オルカンは下落しようともつみたてNISA枠で長期間握るので気にしないですが、純金はそういう大混乱の時期にこそ機能してくれると一番嬉しいです。そこが機能しないとなると日頃の値動きの安定化よりも、インフレを受け入れた上で現金の比率を十分に高める方が良いと思います。オルカンは長期で持ち続けるためにつみたて枠での年間120万円は積極的に続けて1800万円の枠を使い切りたいと思いますが、それに合わせて純金のリバランスをするメリットが薄れていると感じたので平日に1000円の積立を変えないこととします。純金自体もどう転ぶかわからないですしバブルとの指摘はありますが現金が長年弱まりつつあることと、卵を複数のカゴに盛ればリスクを抑え込めることも考えると、100%現金のカゴを運搬して事故にあうよりはまだ良いと思います。
2026年は午年で統計やジンクスの上では成績がよくない年とされています。バブル的な状況や日銀と政府の政策の不一致など不安要素もあります。最低限の積立投資と優待・高配当株への最低限の分散投資をしつつ、今年も現金比率を増やしていきます。