資産形成のモデルと節約の状況
2025年12月16日
休職を経てお金の使い方の最適化を進めていますが休職中の段階から少しずつうまく回りはじめてきています。2025年12月14日(日曜日)に数年ほど悩んでいた電気・ガスの事業者の変更を行いお金の使い方がだいたいまとまってきました。いちいち考えると無駄遣いが生じるので世間一般の基準や節約を重ねている資産家の習慣、世の中にある経済圏の利点をうまく取り込みつつ、モデル化することによって何も考えず資産が増えていくことを目指しています。

モデルの説明
上記がモデルですが、2025-12-10の日記の通りに収入・支出・投資の3つの柱をベースにしています。加えて、支出に付随してポイントが入ってきますがポイントの使い道も投資に固定することによって何にポイントを消費するかを考えることなく日々の生活費を一定に保つような仕組みにしています。詳細に個別に考え方を説明すると以下の通りです。
収入
資産を作る間は基本は労働により給料を得ることが前提となります。しっかり給料を得た上で、フリマでの不用品の売却・スキルの販売・Webでの広告収入など副次的な収入を得られるとより望ましいです。副収入の金額が大きくなると副業の扱いになったり、手間が大きくなると本業に支障がでたりする恐れもあるので副収入を得る際に流入額とその手間については注意する必要があると思います。
支出
生活をしていると、食費や雑費、税金、年金の支払い、社会保険料など定期的にかかるお金があります。必要なものや払う必要があるものには着実に支払いをしなければなりません。反対に欲しいものについても必要以上に我慢せず、無理なく出費して日々の生活から満足を得ることも大事だと思います。時にはパソコンなど必要だけれども高額なものが必要となる場合もありますし、結婚や引っ越しなどライフイベントも発生することもあります。物品の購入であれば分割払い(手数料の利率は考慮する必要がある)、ライフイベントによる大きな出費であれば貯蓄の中期資金から現金を使うなどして出費のコントロールをしつつ、基本は収入の範囲内で一定金額での生活を心がけています。出費も非常に厄介で収入をあるだけ使ってしまう方も多いようなので、収入を得た段階で貯蓄に回したり投資に回したりすることも良いと思います。ここでの私の考え方としてはある程度の生活費を把握しているので、生活費を先取りする思想でモデルを作っています。そのほかiDeco(企業型DC)やふるさと納税を活用して節税を行い資産を増やす知恵や手間も大事だと思います。
ポイント
ポイントには経済圏というものがあり、特定の経済圏を使うことでポイントを日常的に多く得て得するような仕組みとなっています。ただ、獲得したポイントも何に使うか思考を複雑化させたり、お得に得られたので何かものを買う発想に向いたりしがちです。お得なようにみえて消費を促す仕組みができていると思います。私の考え方としては生活費は一定金額で行うもので、ポイントも現金ほど自由なものでもないと考えています。なので、ポイントは問答無用ですべて投資に回すこととしています。ポイントを投資して将来売却するとリターンを得ながら自由度の高い現金に変換できるので、将来の生活費に利用すると考えると美味しい考え方だと思います。
個人としてはVポイントを利用しており、電気ガスや日頃の生活や積立投資を行う中でVポイントが得られるようなサービスなどを利用しており、それらが投資に回っている状況です。ポイントを得ながら費用も微減できるような手法もあるので経済圏やサービスに対するアンテナは張っておくとよさそうです。
資産
資産は収入から支出を引いたものであり、日頃の生活を維持する資金とやライフイベントに備えた中期資金は必要かと思います。現金がありすぎても目的がなく浪費してしまう恐れやインフレで価値が目減りしてしまう恐れもあるので、必要な金額が確保できたら溢れた分は金融商品や追加投資用の現金として確保します。堅実な投資ではリターンは得られますが、日々の生活もありますし、金融市場も数年から10年に一度は大きな下落もあるので、その対応ができるような現金と金融商品の割り振りが大事でしょう。
投資
投資は長期の複利の力を借りて堅実に資産を増やすことを目指します。短期は心理的な要因があったり、常に株価をモニタリングする必要があったりで非常に手間です。長期だと心理的ではなくその企業の活動や実態が価値に反映されやすいですし、配当金(分配金)を利用した再投資で複利の効果が得られるなど手間や負担を少なくしつつも少しずつ資産を増やしていくような考え方ができます(個別株なら優待ももらえるかもしれません)。私は資産が増えることを急ぎはしないので投資信託の中でもインデックスファンドを購入し、個別株は配当株を中心に地域で信頼されている企業の優待を目当てに少しずつ購入しています。投資信託であればクレジットカードを利用して定期的に積み立ててポイントを得ることもできるので、1日1回価格を見て興味を持ってニュースを時々読んでおけば他にやることをはほぼありません。配当も年に数回入るので入金を確認して再投資するだけです。基本は一攫千金を狙わずにコツコツ再投資を積み重ねて市場にい続けることが大事です。仮にお金があまりなかったとしてもNTTなど安価で配当がもらえる株もありますので、月々の収入の10%程度であってもお金を残してコツコツ積み重ねて資産を増やすことが大事だと思います。
そのほか不動産も投資に含めていますが、私は正直不動産投資がわかりませんでした。入居者の生活を作る点でやりがいや魅力があることは理解したのですが、銀行からお金を借りて物件を調達して家賃収入を得たり物件の管理をしたり実務的なところがイメージが沸きませんでした。ですが、資金だけ渡して日本の物件の家賃の分配金を得られるJ-REITや持ち家を購入して自分で使うなどなら不動産投資としてはあり得ると思っています。J-REITなら少額でできますが持ち家となるとローンの形ではありますが一気に不動産の割合が増えるので、資産のバランスを考慮した時に投資の一面で捉えるべきだと思っています。なのでJ-REITを購入するとしても少ない比率で考えています。
暗号資産については投資というよりも投機に近いと思います。要はギャンブルです。値動きが激しく、利益がでても税制度が追いついていないのでたくさん税金を取られる可能性もあります。ただ、JPYCのような日本円の価値に連動する安定した通貨も発行されつつありますし、金融の分散や国と紐づかない通貨、単純にブロックチェーン技術の利用による低コストなお金のやり取りや派生的な技術の利用方法などもあります。また、暗号資産を長期保有することで報酬としてコインが少量もらえる制度(ステーキング)をもつコインもあるので、私はそのような制度がありそのコインが作ろうとしているものに共感をしたコインに対して月5000円ほど分散投資しています(うち500円ほどBitCoinで残りの4500円はステーキングに対応するコインを3種類程度に積み立てています)。BitCoinは元々はデジタルゴミといってもいいような数万円未満の価値だったものが1000万円を超える価値になりました。価格上昇の実績や技術的な発展と成熟を考慮した時に少額を捨てる感覚で地道に持つ程度ならば投資として成立する可能性はあると思っています。
投資で得たものは基本的に再投資に回します。全世界株式(eMAXIS Slim オールカントリ−)であれば課税もされず勝手に再投資され、配当金や分配金が出る銘柄は自分で再投資、ステーキング報酬は勝手にコインが増えそれもステーキングされます。こうした再投資を通じて複利の効果を得られるとともに、資産の形成中には収入源を増やすことにも繋がります。短期間での報酬や価値の増加量は微々たるものですが長く続けて金額が膨らむと急激に利益が増してくるので、リスクを必要以上にはとらず時間をかけてコツコツ積み重ねることを私は大事にしています(あと、おまけではあるのですが欲しい優待があると非常に楽しみな気持ちになります)。
現状の状況について
節約本もよみ統計などと比較しつつ費用を削れるところを削り、Vポイント経済圏に移行しました。これによりポイントと貯蓄からの投資が加速してしっかり手元に残るお金が増加傾向にあります。そしてモデル化して目的や目標もはっきりしているので日頃の買い物やお金の使い方について考えることが少なく、無意識に節約をしたり欲しいものを適切に買ったりなど規律のあるリズムが生まれています。
今後について
無意識に楽しみを持ちながらモデルを回せているのであとは健康に気をつけることが大事だと思っています。沢山のもの・贅沢品を買わずとも生活の中に楽しみを見つけられますし、欲しいものも適度に買って、月1回は美味しいご飯を食べるようにしているので、何か状況に変化がなければ基本的には規律を維持するだけだと思います。体調に気をつけて日々のささやかな生活を楽しんで行きます。