今年買ってよかったもの2025
2025年12月29日
2025年も残り29日、30日、31日と3日だけです。各所のSNSでも仕事納めで年末の雰囲気が漂っており、街のスーパーもお休み前の食料の買い出しで賑わっています。私は30日まで仕事なのでまだ日常の中ではあるのですが年も終わるので購入品を通じての2025年の振り返りをします。
購入してよかったもの
2025年は休職を挟み出費を避ける一年であったと思います。同時にライフスタイルや宵越しの金を持たない思想を改める1年となり体調不良を通じて転換を迎えました。2026年以降からしばらく買ってよかったものが減るかもしれません。今年はたくさん買ってよかったものがあったので順番に振り返ります。
食洗機(NP-TSP1-W)
2025年の3月から食洗機が不調で動かなくなり一時期手洗いの時期がありました。冬場じゃなかったのでまだよかったですが手洗いも時間がかかりある程度の乾燥もできないので食器に匂いが残ることもありました。一方で買い替えにはある程度大きなお金もかかるので2025年の秋に買い替えをしたいと思いつつも体調不良の休職もあり買い替えがしづらい状況にありました。その中でもなんとか良い食洗機で時間を節約し、冬の水の冷たさを回避したかったので何か選択肢がないかと探していたところ、NP-TSP1-Wがサブスクで定額利用をできることが分かり即契約しました。月額2570円のコースで36回払いなので休職中のキャッシュフローを考慮しても無理なく購入できるものでした。大きめの皿もはいり、1回でそこそこの量の食器を洗えて時間も水も節約できていますし、サブスク形式で短期間での多額の出費を回避しつつも費用を抑え込めているのでとても満足しています。食洗機の調子がよければ37ヶ月目はそのまま受け取って使うことになるでしょうし、そうでなければ解約料を払って新しい食洗機を調達します。選択肢に柔軟性がて、契約中は故障しても保証があるので解約料を考えても費用として許容ができたのでとても良いサービスであると気に入っています。
千束の糠床
2024年5月に注文して2025年1月に届きました。以前はみたけの発酵糠床を利用していたのですが初期の状態だと独特の匂いがしていてそれを自分でアレンジしていく楽しみがありました。一方で千束だと初期の状態からそのような独特な香りもなくクセが少ない印象があったのでとても良い状態なのだと思います(もしかすると千束菌の影響もあるかもしれません)。元々ぬかづけは生の野菜が放って置くだけで美味しくなる手軽さと経済性で気に入っていたのですが、それだけじゃなくて食材の保存のしやすさや乳酸発酵を通じた腸内環境の整備の面でも魅力があります。1年近く千束の糠床を育てて楽しんでいたのですが秋頃からやや匂いが強くなってきていて不評でもあったので、自作の陳皮と一緒に唐辛子を砕いて、沖縄のしおと魚粉を一緒にたしぬかしてビールを投入するなどアレンジを加えはじめています。すでに香りがまとまってまろやかな酸味だけで刺激臭も無くなっている状況です。加えて、今日は生きた乳酸菌を投入して出汁や香味との相乗効果でさらに美味しくグレードアップすることを狙っています。千束の糠床をベースに我が家の味にアレンジしはじめているので来年からはまた自由に糠漬けで遊びたいです。
MONTBLANC マイスターシュテュック プラチナ P149(F) + 強色(Black)
休職期間中に購入しましたが書写やメモなどに利用しています。もともとは2021年3月に購入したパイロットのURUSHIがあったのですがその購入時にもう1つの選択肢として迷っていた149が4年間ずっと気になっていました。URUSHIは書き心地のしなやかさと滑らかさ、漆の手触りとフィット感がよかったですが、左利きではペン先に力がかかるので硬くて滑るペンが欲しい気持ちがありました。149は触ったことがなかったですがレビューの確認や生成AIでの問答を何度行っても149を候補から外せませんでした。万年筆は金の価格の高騰や円安の影響で値上げが止まらず値上げ前の価格と比較すると値上げの妥当性を疑ってしまうような価格になりつつあります(実際には純金価格の高騰の煽りを受けているのである程度の妥当性があると思います)。今後も値上げして迷って買えなくなるのであれば早めに買ったほうが良いと判断したわけです。実際に書いてみるととにかく普通の書き味です。硬いけれども引っかからずそれなりに滑る感じで、気持ちよさすらなくとにかく普通です。書いている意識が薄くなるほど自然で普通な書き味なのでとても集中ができ気が散るようなことはありません。URUSHIの滑らかさも非常に良いのですが、149はこれまで触った万年筆の中でも地味ながらこの不満のなさと実用品としての堅実な美しさが魅力だと思います。一生使いたいペンであり、私が死んだあとも誰かの手に渡って大事に使われ続けると良いと思います。なお、インクには最近購入した強色を利用していて、早く乾燥する上に描き心地は普通で耐水性も強いので左利きの私でも安心して使えるインクとして定着しそうです。
WH-1000XM6 + Audible
Sonyの最新のワイヤレスヘッドホンです。2025年5月末ごろに購入・到着しました。レビューは別途まとめてあります。音はモニターにも利用できそうなぐらいにフラットでバランスがよく程よく色味があります。ややソリッドな低音ですが全体を見通せるようなバランス感です。これを使って英語の学習をしたりAudibleで耳読書したりしています。AudibleはAmazonのキャンペーンとWH-1000XM6の3ヶ月無料クーポンで合計半年もの間無料で利用しています。休職中は目で読書するのも大変でしたがAudibleのおかげで1日1冊以上のペースで読書できたので非常に助かりました。ノイズキャンセリングも非常に効果的で電車の中でもクラシックを楽しめるぐらいなので集中して英語の学習や読書にも利用でき、バッテリーが劣化するまでは買い替えることもないと思います。WH-1000XM8〜10がでるまでしっかり使い倒していきたいです。
マイクロミストボトル
ニトリやアマゾンなどで購入できる細かい粒子で液体を噴射できるボトルです。オールシーズンで化粧水の噴射に利用しつつ、冬は別途水専用のボトルで加湿に利用し、植物の水やりにも活用しています。とくに化粧水だとフェイススチーマーの目玉機能として化粧水ミストがついていますが毎回洗浄しなければならずスチーマーも化粧水ミスト機能の搭載により高値が許容される傾向です。ただ千円前後で購入できるマイクロミストボトルで化粧水ミストをすれば洗浄の必要性がなくなりノズルを引くだけで必要量だけを細かい粒子で吹き付けられるのでスチーマーの化粧水ミストが不要となります。コスパや汎用性で優れており安価ながらも満足な買い物でした。
菊正宗のスキンケアシリーズ
スキンケアはNileからオルビス、クアトロボタニコ、アスタリフトメン、無印とデパコス系を転々としてプチプラに移動する流れをたどりました。フェイススチーマーで保湿がしっかりできるのでアンチエイジングの強力な効果にこだわらなければプチプラのほうがコスパが良いと感じたのでだんだんプチプラ側にシフトしていきました。プチプラだと無印・ハトムギ・菊正宗あたりが大容量で安価なので遠慮なく使えるのですがその中でも菊正宗を採用することとしました。酒の香りが思ったより強いので好みが出るかと思いますが、菊正宗だと化粧水・乳液だけでなく美容液まで大容量で安価に入手でき菊正宗だけでスキンケアをできます。必ずしもブランドを揃える必要はないと思いますがメーカーは基本的に自社製品での相乗効果を狙って開発や検証をすると思いますので、1つに揃えるメリットはあると思います。アスタリフトメンは美容液が非常に強力で、オルビスは保湿力が高く印象的でありましたが、フェイススチーマー+菊正宗であっても冬場に乾燥することがなくしっかりスキンケアができているので必要十分なケアとして菊正宗を選び続けることになると思います。
Vポイント
やや購入品と異なりはしますがVポイントの活用を今年の夏からはじめています。2025年よりも前は特定のポイントを集めることはな買ったのですがVポイントでSBI証券での投資ができるのでなるべくポイントをVポイントに統一させています。SBI証券でのクレジットカードでの積立投資は0.5%〜1.0%のポイントが付きます。私は三井住友のゴールドをつかっているので投資信託への積立投資をするだけで1%のポイントがついて年間で12000ポイントもらえます。電気ガスをエネオスにすると支払い料金の0.5%がVポイントになるので生活しているだけで自動的に投資用のポイントが貯まり、自動積立で自動的にポイントが消化されます。考えたり追加の手間をかけたりすることもなくポイントが貯まり運用される点が非常に楽で消費に向くわけでもないので節約や投資、資産形成において非常に便利だと思います。Vポイントは金融色が強そうなのでおそらく問題はないかと思うのですが、企業が儲かっているのか少し心配にはなるぐらいには楽に得ができているような感触があります。
フルグラ
アマゾンでも安く購入できるのですが近所のスーパーで定価のほぼ半額で常時販売されているので購入しています。1食当たり50円未満で手軽に栄養を摂取できます。フルグラと牛乳があれば朝食をどうするか考えることもなくフルグラを入れて牛乳をかけるだけなので、朝のルーチンの自動化に役立つ上に非常に安価な食費で栄養を取れるのでコスパが非常に良いです。飽きることもあると思うので類似のシリーズの利用も検討しておきます。
計測器(数取機・ストップウォッチ・スマートプラグ・テスターなど)
何らかの数値を取るようなものが中心です。数取機は英語のSpeakingでの読み上げ回数の記録、ストップウォッチは日常生活の時間の記録や作業の区切りづけに利用、スマートプラグは日頃の電気の消費量の把握や電源の自動オフに利用、テスターは電子工作や電池の電圧測定などに利用しています。何か目標を立て作業を行う際に数値に変換して目標の行動量に落とし込むことが必要だと思います。スマートフォンで代替できるものもありますが、ブルーライトや多機能性によるワーキングメモリの消費、通知など集中を分断するような要素も多くあります。なので、スマホとの距離を保ちながら自分の目標へと向かうためのコンパスのようなものと考えています。無機質なスマホをタッチするよりも手触りやスイッチを押した感触などフィードバックがあるので作業している間も不思議と楽しい気持ちになります。
書籍
プログラミングの本を今までたくさん読んでいましたが今年は掃除・投資・資産形成・節約・ミニマリズム・自己啓発・瞑想などいろいろな書籍を読みました。体調面のリスクから今ある収入がいつまで続くか、仕事もいつまでできるかわからないことやAI失業の可能性まで色々考えることがあったと思います。その中で自分なりに方針を出すきっかけになった3冊を紹介します。
超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
結論からいうとオルカンにコツコツ積立投資しよう、まとまったお金があればオルカンに一気に投資しようという本です。リスクが怖ければ国債を組み入れるとよいなどバランスを取る方法も書かれていいます。著者の一人が投資を全くしたことがない人でその目線で、投資に詳しい経済の実務家に質問攻めをして投資の理屈を学習していくないようです。山崎元氏の書籍は投資でリターンを得る手段や理論、その結論は淡々と語るものの堅実で再現性のある方法を提供してくれます。また、この頃からガンを患っていたようでお金と日頃の生活の幸せなどの哲学があり、資産を作る目的についても考えるきっかけをもらえると思います。金融庁がおすすめする書籍でもあり、読みやすいだけでなく信頼ができる本です。
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
少ないもの・少ない金額で生活している方々の本です。私はマキシマリストの気質があるので正反対の思想ではあるのですが、非常に少ないもの・金額でも暮らせることや少ない荷物だからこその身軽さに自身と違う思想でありながらも共感ができ、生活にミニマリズムを取り入れたいと思うきっかけになりました。年末になってもものが相変わらず多いですが、いらないものや粗大ゴミの処分が進み、いらないものを買わないことや節約を通じて支出を減らしています。こうしてできた隙間に家具を再配置して生活を変えたり、投資に資金をまわしたりなど好循環ができています。物欲ではなく今あるものや必要なものだけに集中するミニマリズム的思想は現代の人が抱える漠然とした不安から解放するきっかけになり得ると思いますし、私にとっては非常に有益な1冊でした。
億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド
お金持ちの考え方や行動を幅広く述べられた本です。すでに上記で投資や節約などもして、仕事もすでに頑張っていたので上記と重複する内容もわずかにありますが、人間関係を通じて信頼貯金を積み重ねて幸せを得ていくことや、運動や腸活を通じて健康を大事にすること、お金だけでなく時間も節約してROIを高めていくことなど、持続可能性が高い生き方・考え方を学べました。とくに時間の使い方は私自身が改善したいと思っていたところで健康についても気を配っていたものの運動ができていませんでした。GS勤務でありながら毎朝確実に3時45分に起きて過酷な運動を毎日してから仕事をしていたということを知って、実際に時間のやりくりをしつつも生活の中に健康食を取り入れたり、エアロバイクで仕事が出来るように環境を整えたりなどができています。資産形成以外の生活や考え方の部分にまで影響を与えてくれた一冊だと思います。
その他
他にもアルパカッソのしろちゃんのジャンボサイズやバイブルサイズのシステム手帳、Sonyのカメラ用のGレンズなどもありますが、全体を通じて長く使えるものや暮らしに良い影響を与えてくれたものが買ってよかったと感じたものだと思っています。今年の休職および購入品を通じて暮らしが変わっているのでおそらく来年はそこまで買ってよかったものがでてこない(あまりものを買わない)と思いますが、それでも着実に良い1年であったと思えるような日々を重ねていけたら良いと思います。