近頃のドル円の動向と国の状況
2026年1月26日
2026-01-24にドル円が急激に動き休日が終わり本日になっても円高方向に進んでいます。24日の最高値が159.24円/USDだったのが本日の最安値が154.18円/USD(書いている現在は154.60円/USD)とわずか2営業日で5円ほど円高に進んだことになります。この値動きも非常に複雑でグリーンランドの件などを通じた円安、衆院解散と高市氏の躍進+財政出動による債務の悪化を懸念した円安が進み、160円付近の円安を許容しない政府と利上げしたい日銀とで利害が一致しレートチェックや介入を行うといった流れと考えています。噂ではアメリカと日本と強調してのレートチェックだったようなのでメッセージとしても強く160円には大きな壁がありそうです。
なので、少なくとも短期では(1)150円〜160円の範囲でのレンジ相場が妥当なラインであり、(2)海外の資金の流入など条件が揃うと一時的に円高方向へと動き140円〜150円となる2パターンを想定しています。選挙で与党が過半数が割れること自体は円高の材料になりそうですが、チームみらい以外は減税路線です。人口も団塊世代と団塊ジュニア世代で高齢者比率が高く、団塊ジュニアより下は逆ピラミッド型の人口構成なので人口が減りつつ高齢者が多い状態が長く続く傾向は読み取れます。定年を撤廃することで労働力を賄う方法も提案されていますが体力の限度もあり、まだ彼らへのサポートも制度自体も追いついていないのでどうしても構造的に円安への圧力がかかるというのが私の考え方です。
そう考えると、インフレや通貨の弱体化に対して強い純金の一定の保有は有効であり、レンジ相場・円高に進んだとするとオルカンやS&P500への投資は世界経済の成長を取り込みつつ価値を保持できる(安く調達できる時期がくる)、不動産も現物に基づいた価値があり着実な収入を得られる投資であると言えます。一方で、安定資産とされていた日本国債は貨幣の弱さやGDPの2.6倍もの債務、債務がある中での財政出動と信用が揺らぐ状況にはあるので日本円や国債だけを持つことはインフレによる目減りと信用の観点からはリスクが高く、経済成長やデフレに基づいて貯蓄した方が得というのも妥当ではなさそうだと思います。
今後の短期的な動向は衆院選の結果により影響され、長期的なところは人口減少・子育ての課題の改善や財政の課題など構造的な問題の逆風に立ち向かわなければなりません。一方で、国民の生活は収入が上がっても生活費がさらに上がって可処分所得は低下しているので実情と感情の観点では構造に立ち向かうような余裕はないように思います。輸出だけでなく内需によるGDPの貢献があるので日本が成熟に向かって変化をしているようにも感じ機会もあるかもしれません。
それでも、マクロや国の構造の観点では超長期では円安が妥当なようには見えるので基本的にはオルカンをコツコツ積み立てて、純金を少量つむこと。そして日本株や不動産に資産を分散して値動きを安定させつつ安定収入を得ること。生活費をきちんと確保して余った資産は分散することがかわらずやることだと考えています。資産を残すのにあたってはもうすでに収入も十分に増えたので、節約や節税でしっかり資産を残し、こうした市場の動きにも都度影響されるようなことはなく投資すること。これらの資産形成のモデルを回す行動とその基準はよほどなことがなければ変わらないような気がしています。国の将来はなんとも言えないのが本音ですが個人としてはその中でも幸せに過ごせるようにできる限りのことはしたいです。