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中東情勢と投資の状況

💡 Summary

この記事では、緊迫化する中東情勢(アメリカやイスラエルによるイラン攻撃、ホルムズ海峡封鎖など)の最新動向を整理し、それが世界経済に与える影響を考察します。不確実性の高い有事において、オルカン(全世界株式)の長期積立と純金積立を組み合わせたリスク分散型の投資戦略についても自身の経験を踏まえて解説します。

アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃の影響は?

アメリカ・イスラエルのイラン攻撃から5日経過し、長期戦の様相を呈しています。ホルムズ海峡の封鎖や周辺国への戦火拡大など、中東情勢の緊迫化による原油供給不安と経済への影響が懸念されています。

アメリカ・イスラエルのイランへの攻撃がはじまってから初日を含めて5日目です。ハメネイ師や高官を狙い撃ちにして早々に戦果をあげているのですが、イランは報復を宣言しておりまだ長期戦となっていませんが戦争に終わりの気配がありません。昨日・一昨日の2日間は日経平均が多少下がったものの手持ちの株やオルカンはよく耐えていて戦争が始まった割にあっけない印象も感じました。とはいえトランプ大統領がイランへの圧力を強くかけて攻撃を示唆しその体勢には入っていたのである程度予想されていたものであったことがあっけなさの要因なのかもしれません。

一方で、戦火とその影響はしだいに大きくなってきていると思います。

  1. ホルムズ海峡の閉鎖とイランによるサウジアラムコの製油所攻撃への攻撃
  2. イランによるイギリス軍への攻撃
  3. アメリカのスペインへの禁輸措置
  4. イスラエルのレバノンへの侵攻 これらがたった5日で起こっています。

(1)については、イランが製油所や中東にある米軍基地を攻撃し中東内でのイラン政権に対する反感がありつつも自国への戦火の拡大や中東地域が不安定になることへの懸念もあります。ホルムズ海峡の封鎖によりタンカーの出入りができなくなるので、中東のオイルに頼っている国々は備蓄をやりくりしつつ対策や代替手段などを検討しなければなりません。

(2)はNATOの国々がなんらかの形でイランへの戦争へと引き摺り込まれる可能性があり衝突のリスクを高めることになります。イギリスはアメリカ軍に基地の利用を認める形で戦争への関与をしています。

(3)は反対にスペインがアメリカに基地の利用を認めなかったことで、アメリカ側がスペインに対して貿易を全面停止すると宣言しています。イランや中東地域への対応をEU全体として迫られている一方で、EU内部も必ずしも一枚岩ではなく、こうしたスペインとアメリカの摩擦を通じて「安全保障へのコミットメント」と「主権や対米距離感」をめぐる亀裂がより鮮明になりつつあるように思います。

(4)はレバノンの組織のヒズボラに対するもので、ヒズボラがイスラエル北部への攻撃したことに対する報復とイランと関係のあるヒズボラを抑止することが目的であるように思います。ただ、侵攻をして領土を拡大しているようにも思えるので、緩衝地帯を作って平和を得ようとするようなロシアのような考え方もあるようにも思います。

アメリカ・EU・中東と多くの地域・国が戦争の影響を受け、日本も間接的にオイルの供給不安が生じていて、投資の観点でも予測が極めて難しく不確実性が高い状況だと思います。原油の供給減や価格上昇を通じたインフレは日本も他の国々にとっても生活や経済に影響が出ますし、これで経済が停滞した場合にも価格上昇が抑えられないスタグフレーションが起こる可能性もありあまり良い状況だとは思えません。

中東情勢悪化時の投資への向き合い方は?

不確実性が高い状況下でも、オルカン(全世界株式)への長期投資スタンスは崩さず積立を継続します。同時に有事の金として純金積立を行い、ポートフォリオ全体の価値を維持する分散投資が有効です。

それでもオルカンは世界の発展を期待して長期で投資をしているものなので、積立をやめたり下落を理由に売却をすることはなく余裕資金で気長に続けると思います。一方で純金の毎日の少額積立はまだ継続しています。戦争が始まっても価格が異常な高騰をしたわけでもなく、不確実性が高まっているので有事の金としての将来価値があると思うためです。今のところはオルカンがやや価格が下がっている中で純金価格の上昇でポートフォリオ全体での価値は維持できています。今後も株や純金の動きが大きくなる場面もあるかもしれませんが、分散を通じて全体での大きな値動きを抑えて長期的な価値の上昇に結びつけていきたいです。

参考リンク

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