お金に使われる人
2026年3月29日
💡 Summary
お金は手段であり、それ自体に振り回されて不幸を感じるのは本末転倒である。デフレからインフレへの転換期において、将来への不安から過度な節約や人間関係のコスト化(フレンドフレーション)が起きている現状を分析。自身の浪費経験と質素な生活への移行を踏まえ、他人の基準ではなく自分の目標と軸に基づいてお金と向き合う「清貧」の在り方を提示する。
ここ最近、NISA貧乏やフレンドフレーションなどお金に振り回されるような言葉を見かけることがしばしばあります。日本ではデフレからインフレへの移行があり、賃金が上昇しています。ただ、戦争や円安・原油高などの影響で費用の上昇に伴うインフレで、デフレマインドはからは抜けつつも可処分所得が増えず生活が苦しいような空気を感じます。そのような中でお金や将来への不安などから将来へ全振りしてNISA貧乏になったり、人間関係をコスパで測って会わないことを決めたり、その一方でゲームやガチャなど高刺激なコンテンツへの消費や課金はしていたりなど、お金を使っているというよりもお金に使われている状況が生まれてきているようにも思います。
お金をどう使うか、どう意味を持たせるかは個人が行うことですが、NISA貧乏やフレンドフレーションの烙印を押されてお金を通じて不幸や不安を感じることは本末転倒です。生活をしたり幸せになったりするのにも最小限で必要なお金の量はありますが、反対にお金をあるだけ使えば幸せになるかというとそうでもないことがよくあると思います。お金がなくなることが怖いとすればお金への執着や使いすぎによる不安などが主だった要因として考えられ、自分の軸や目標のなさからお金に使われてしまう状況に落ちいるのだと思います。
私自身も宵越しの銭を持たない生活をしてあるだけお金を使っていましたが幸せでもなく、お金を上手に使えていたとは思えません。ただ、そういう経験もあるからこそお金に対する向き合い方を経験として学び、質素な生活へと徐々に移って少しずつ貯蓄ができるようになりました。若いうちはお金を使った方がいいとか、節約して将来に備えた方がいいとか色々な意見はありますが収入や資産の状況・考え方は人それぞれです。その観点でいえば正解はないですが、自分の軸や目標から自分で答えを出すものだと思います。不幸を感じず自分で決めてNISA貧乏やフレンドフレーションを選ぶのであればそれは決して悪くはないと思います。軸がなくそう呼ばれて不幸であることは大問題です。
私に人付き合いはほぼないのですが、こういう貧乏だのフレンドフレーションなどといったものに巻き込まれて、お金に振り回されたり不安になったりする様子を見るのは好みではありません。一方で、現実問題としては体調不良などで労働ができなくなる可能性もあるので、細々生活をしてリスクに備えつつも今の自炊やちまちま日記を書くことなどいつもどおりを淡々と楽しみ続けられるようにありたいです。お金がなくても清貧でいられるのが望ましいですが、フレンドフレーションなる言葉までニュースに取り上げられるほどなので、心の貧しさやお金の不安・欲望とは距離を取りたいと感じました。反対にお金や貧乏を理由に縁が途絶えるような人と離れるのがお互いにとって幸せなのかもしれません。
NISA貧乏やフレンドフレーションは切実さから生まれたワードでもあると思いますが、私の宵越しの銭を持たない生活から脱却するような学びもあると思います。お金はただの道具であり、人間がお金に振り回されずに生活や人との交流を楽しめる要因なると良いと思いました。私は今後も人付き合いはほとんどない気がしますが、世間の方々はお金に振り回されず人間関係を大切にできるような世の中になることをひっそり願っておきます。
追記
Blueskyで「Claude Codeに人生を管理してもらいたい」という一言をきっかけに議論になっていました。浪人生さんが発した言葉であったのですが、従量課金もサブスクも厳しく3000円弱を払えないといったものでしたが、優先度が低いから不要なのではという意見から議論が展開されました。その浪人生にとっての数千円は高いというものや、経済的立場が弱い浪人生への意見の押し付けだとか色々反論がありました。私自身も学生の頃は節約をして支出も個人事業や趣味など大事にしていることに集中していたので、欲しい気持ちも限度もわかるような感覚で過去に懐かしさを感じながら議論を眺めていました。その浪人生の方は5ドルだけ課金をしようとしたのですがRejectされたというオチがついているのですが、大人たちがごちゃごちゃしている中で無理なく冒険をしていたのでホッとした気持ちで眺めていました。お金との距離感や考え方、消費の量など人によって尺度や方向性が違うのですが、浪人生の方のようにあるものの中で工夫する姿勢を忘れずにいたいと感じました。今年はAmazon Primeを解約するつもりでいるのですが、その中で自身もどのようにして工夫できるかが少しばかり楽しみな気持ちになりました。